株式会社コムソルではパソコンに関するあらゆる問題解決を提供しておりますが、もちろんどんな問題でも難なく解決できるわけではありません。今まで見たこともない症例や経験した事の無い事でもお客様よりご依頼をいただく事があります。
今回もそんな案件の一つです。
FUJITSUのワープロ「OASYS(オアシス)」をPCで実現したワープロソフトOASYS。
パソコンが現在ほど一般的でなかった一昔前は、文書作成を「タイプライター」とか「ワープロ」という機械で行っていたんですね。
ちなみに私は使ったことありません。このOASYSも名前くらいは聞いたことありましたが、実際にどんなものかは知りませんでした。
最新版(というか最終版)はOASYS V10で、WindowsXPの頃のバージョンです。こちらはMicrosoftによるWindowsXPのサポート終了に伴い、このOASYS V10も販売終了となりました。
しかし、このOASYSは「親指シフト」と呼ばれる富士通が考案した独自のキー配列規格が非常に作業効率が良いらしく、現在でも根強いユーザーが多いそうです。
そして、今回の依頼主さんもそんな一人でした。本の執筆もされている大学の関係者の方です。
さて、本題ですが、今回はこのOASYS V10をWindows10で使えるようにしたいというご依頼です。
要は、今までXPで使用されていたのですが、原稿をメールで送ったりするのにネットにも繋がなきゃならないし、セキュリティソフトも対応していないからPCの買い替えを検討されている。というところからはじまった訳ですが、ちょっと調べてみるとWindows10でも動きそうだということがわかったので「思いきってやってみましょう!」となりました。
「Windows7とかだったらまだしも、XPの頃のソフトがWindows10で本当に使えるんだろうか?」とちょっぴり不安でしたが、早速パソコンを用意し、インストールまでは順調に進みました。
基本的に弊社でご用意するデスクトップパソコンはBTO(ここのご説明は省略します)ですが、フロッピードライブを内蔵したPCをご希望されていた事もあり今回もBTOでのご提案です。
しかし、ここで最初の落とし穴が待っていたのです!